新型コロナワクチン接種に関する大津市への緊急申し入れ

 

新型コロナワクチン接種に関する大津市への緊急申し入れ

 

4月12日より開始された大津市での高齢者向けワクチン接種に関して、市内在住の方から「予約ができない」「接種の進行状況が分からない」など多数ご意見をいただいております。

このようなワクチンの大規模な接種は過去になく、ワクチン接種に当たる関係者の皆様のご負担は大きいことは承知をしていますが、感染症から市民の生命を守るために、また、コロナ禍を収束させ、以前の日常の生活を出来るだけ早く取り戻して頂くために、ワクチン接種を円滑に進めていくことは極めて重要です。

大津市において円滑な接種を実現し、また併せて市民の不安の解消を図るために、5月24日(月)、国民民主党滋賀県総支部連合会として、下記項目を佐藤健司大津市長に申し入れを行いました。

 

01. 予約受付能力の拡充

特に高齢の方においては、スマートフォンなどを用いたネットでの予約が難しい実情があります。予約が出来ずに、接種をあきらめているという事例も多数伺っています。

早急に電話予約の回線を大幅に拡充するほかに、窓口での予約受付、加えて自治会や学生アルバイトによるネット予約支援も検討し、予約ができない状況の解消を要請します。

 

02. 接種会場の拡充

特に高齢者向けの接種においては、かかりつけ医による、お住まいの近くの病院・診療所での個別接種が、市民の不安の解消と円滑な接種の推進において重要になります。医師会や各医療機関との連携を強化し、早急にかかりつけ医での接種が開始されるよう要請します。

併せて、集団接種会場の拡充も、全接種対象人口へ接種を出来るだけ効率的に進めていくためには重要な取り組みになります。現状4 か所、また7 月以降は3 か所とされている集団接種会場の増設を要請します。

 

03. 移動手段の拡充について

集団接種会場への移動手段がない、会場が遠いというご意見も多数頂いています。集団接種会場への無料シャトルバスの拡充や、加えて滋賀県下の他自治体が行っているタクシーを使った移動支援の導入を要請します。

 

04. 適時適切な情報の周知

高齢者向けの接種の完了時期に関して、今月の京都新聞社の取材に対して滋賀県下の自治体で大津市のみが見通しを回答できないとするなど、適切なワクチン接種に関する情報の周知が行われないことが、市民の不安を増幅させています。接種体制の改善を図るだけでなく、市民の不安を解消するためにも、予約の状況、接種の状況、接種区分ごとの接種開始時期など、関連する情報を様々な手段を通じて適時適切に周知するよう要請します。

 

05. 想定接種率の引上げ

現状の市の想定接種率(60%)では、希望する全ての人に接種を行うのに十分なワクチンが確保されない、十分な接種体制が構築されないことが懸念されます。想定接種率を引き上げ、余裕を持ったワクチン確保を要請致します。